読書の日記

書き手のくせにあまり読書家ではない私ですが、分野を問わず、読んだ本について感想を綴っていきます。

2015-11-22から1日間の記事一覧

サラリーマンの悲哀を感じる-『白い叛乱』高杉良

著者は、化学業界の専門誌の記者時代に小説を書き始め、小説家として一本立ちしています。 『金融腐蝕列島』をはじめ、映画化された作品もあり、今や企業小説という範疇を超えて、経済小説の大家と評価すべき作家です。 この作品は、彼が自ら肝炎で入院した…