『青年社長』なぜブラック企業の象徴に
続編ではありません-『青年社長』
主人公は、
創業に至るまでの様々な出来事が緻密な取材によって描き出されています。
略奪婚だったことなど、プライベートなことまで書かれていることには驚きますが。
先日、過労自殺した新入社員の両親が渡邉氏ら会社側に懲罰的慰謝料を含む約1億5300万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こしたことが報じられました。
今や
「ブラック企業」
の代表格のように言われるワタミですが、
これは彼が創業まで過酷な生き方をしてきたことと無関係ではないと思います。
わずか数人で彼の自伝的セミナーを聴いたことがあります。
そこでは、この本には書かれていないことにも触れていました。
創業社長は想像を超える苦労をしてきていることが少なくありません。
それを社員に求めるか、否か。
これが創業社長を分けるひとつの指標になるのではないでしょうか。
いずれ、続編である、
『新 青年社長』も読んで見たいと思います。